みなさんこんにちは!プジョー小平の松浦です。
日に日に寒くなってきていますが、そんな中
心がとってもあったかくなるエピソードがあったので
この場を借りてお話しできればと思います。
今日は、先日ご成約いただきましたS様ご家族のご納車の日でした。
S様ご家族は、お父様、お母様、小学生の娘様でいらっしゃいました。
お天気も良く、昼間はそれほど寒くもなかったのでとてもよい納車日和!
まずは書類等のご説明を行って、ご納車するお車で操作等の説明に移ります。
お父様に車の外装チェックをしていただいているときに、お母様とお話しさせていただいていると
こんなことをおっしゃいました。
「実は、娘が前の車にお手紙を書いていたらしいんですよ」
「え?そうなんですか?」
「しかも、自分でそれを車にかくして、場所を教えてくれないんですね」
S様の前のお車は、下取りさせていただいており
車検の関係上、前もってお預かりしていたんです。
そのことを娘様から聞いた時には、すでに私どもに
車をお預けした後だったそうです。
「わかりました!まだ前のお車はこちらでお預かりしていますので、探してみますね!」
私はそう言って、納車を進めさせていただきました。
無事に納車も終わり、S様ご家族をお見送りして
早速下取り車へ向かい、お手紙を探しました。
お車はご主人さまがとてもきれいにしてお渡ししてくれており
私は、きっとグローブボックスの中とか、日差しよけの上に挟めているんだろうなぁ~
と、結構安易に考えていました。
実際探し始めると
え?
ない?
ここにもない・・。
全然見つかりません。
もしかして、お父様が実はもう見つけていて
車にはないのかなぁ?
なんて思っていた矢先・・・・
あった!!!!!!
後部座席の下の奥の方に、ひっそりと隠してありました。
それが、表題の写真です。
「だいすきな車へ」
かわいい便箋にはいっていました。
どうしようか迷ったのですが、中を読ませていただきました。
それが以下の内容です。
(ご両親様にはブログに書かせていただくことを了解いただいております)
だいすきな車へ
まいにちいろいろな所につれてって
くれてありがとう。
10年間のせてくれてありがとう。
もうのれないけどだいすきな車は
わすれない。
いままでありがとう。
車のなかで、涙があふれました・・・。
私が取り扱っている車には、車としての価値以上の
とっても大事な思い出が詰まっていることを
あらためて感じさせていただきました。
娘様は、きっと悲しい想いもあったに違いない。
でも、商談中はそんな感じを一つも表に出さず
うれしいそうな顔をしていたんです。
それで最後に、お別れするときに、自分の想いを
この手紙に記したんですね。
私はそれが、今日わかって、切なく、そしてとても感動しました。
そのあとは、私なりの想いを込めて、手紙をご両親にお返ししました。
新しい車は、とてもわくわくするものです。
私も、商談中は正直これからのお車メインでお話しさせていただいていました。
これからは、乗り換える前のお車にも、様々な想いがあって
その想いをしっかり受け止めて、そのうえで
ご提案できるセールスマンになっていきたいと思いました。
ここで今日の出来事を書く許可をくれたS様
また、素敵な気持ちにさせてくれた娘様
本当にありがとうございました。